2022年7月27日 15:50
貯蓄率が高い都道府県ランキング3位千葉、2位京都を抑えた意外な県は?
収入に合わせた生活を心がけることも貯蓄につながっている可能性がある。
奈良県に続いて2位となったのは京都府。この上位2府県には携帯料金を含む「通信費が安い」という特徴がある。
「奈良と京都は、ともに通信費が全国平均よりも低い。携帯料金の見直しは、支出削減に効果大です。貯蓄が多い県では、格安スマホの利用率が高い傾向も見られます」
さらに京都には、貯蓄だけでなくそれを“運用する”能力が高いという一面も。
「京都府は、貯蓄に占める有価証券(株式、投資信託など)の割合が高いのが特徴です。資産を増やすには、貯蓄と投資を組み合わせることが重要。
銀行に預けておくだけでは、資産はほとんど増えないからです。一方、投資はリスクを伴いますが、資産を増やすことが期待できます」
〈京の着倒れ〉と外見にお金をかけて貯金には無関心というイメージがあるが、積極的に貯蓄を運用する面があるようだ。
ちなみに、京都府の年収(589万円)とほぼ同じ宮崎県(582万円)の貯蓄率はワースト3の45位。’21年の家計調査によると有価証券の保有割合は京都が20%に対し、宮崎県は6%だ。
「その分、宮崎県は生命保険の保有割合が全国平均と比較してもかなり高いです。