2022年8月28日 06:00
北陽・虻川美穂子 卒業アルバムには「浜ちゃんのお嫁さんになりたい」
中高6年間続けたソフトボール部では、ピッチャーとして活躍していたがーー。
「ピッチャーはチャゲアスでいえばASKAさん的なポジション。すごく目立つから私はワガママになりそうでした。でも、実際にピッチャーを支えているのは、CHAGEさん的なキャッチャー。“勘違いしないようにわきまえなければ”と思えたのも、ファンだったからこそ」
実業団からスカウトが来るほどの実力だったが、膝と腰を故障して断念。高校卒業後の進路に悩んだ時期もあった。
「ダウンタウンやウッチャンナンチャンが出演していた深夜のバラエティ番組『夢で逢えたら』(’88~’91年・フジテレビ系)の影響で、ユニットコントという言葉がはやりだしていて、私もあの場に加わりたいと本気で思っていました。卒業アルバムにも《浜ちゃんのお嫁さんになりたい》と書いていたくらい(笑)」
お笑いを目指したものの、そこにたどり着く方法が見つからず、卒業後は進路の決まっていない伊藤さんとともに劇団に。
「お笑いどころかバイトばかりの日々で、インスタントラーメンばかり食べていました。トイレのタオルも汚ないし、小道具を作るからいつもジャージ姿。たまにキラキラした短大に進学した同級生に会うと、自分が惨めになって……」