2023年4月16日 06:00
ナジャ・グランディーバ 中学生のころ机に彫った「好きな人の名前」って?
それが中学生くらいになると、好きな人ははっきりと男のコになりました」
憧れの男子は、本棚の中にいた。
「ヤンキー漫画の『ろくでなしBLUES』(’88~’97年・集英社)や『ビー・バップ・ハイスクール』(’83~’03年・講談社)は、不良への憧れというより、単純に登場人物が“かっこええなあ”と見ていました。並行して、少女漫画の『ちびまる子ちゃん』(’86~’15年)や『お父さんは心配症』(’84~’88年・ともに集英社)みたいな、かわいらしい漫画も好きでした」
統一感のない本棚で、ひときわ存在感を放っていたのが、『VOGUE』など海外のファッション誌。
「’80年代後半から’90年代にかけて、親戚のお姉ちゃんの影響で洋楽を聴き始めるように。エアロスミスやモトリー・クルー、スキッド・ロウなどのハードロックが好きで、MTVもよく見ていました。番組では海外のファッション情報も扱っていて、それを見ているうちにスーパーモデルに夢中になっていったんです」
当時の深夜番組を見ていた人なら、「銀座ジュエリーマキ」や「ブティックJOY」のCMを目にすることが多かったはず。
「知らない人も多いのですが、あれってミラノやパリの第一線で活躍するモデルをたくさん起用しているすごいCM。