2022年7月11日 19:00
【オフィシャルレポ】INORAN、25周年記念アルバムを披露するアコースティック・ツアー開幕「ここは自分の“オアシス”」
「その繰り返しはルーティーンではなくて、繰り返しながら景色が変わっていく……『Glorious Sky』はそういう曲なんです」と、熱く語り、そんな自身に照れたかのようにINORANは笑った。しっかりとその言葉を受け止めたことが分かる、観客の熱い拍手を聞き届けてから、「この2年、たくさんつらいことがあったと思うけど……分かったことがあったと思うんだ」と改めて口を開くと、ライヴ活動がコロナ禍で苦境に追いやられた状況を示唆しながら、「みんな音楽を聴いてたでしょ? そこに音楽があってほしいし、あっただろうし、あってくれてありがとう、だろうし……」と続けたINORAN。「そんなパンデミックの中で、いちばん最初にライヴをさせてもらえたのがBillboardで。その熱意に、僕はすごく心を動かされて。絶対にここは自分の“オアシス”だなと感じた。それが今回のアルバム・タイトルの本当の意味です」とも語った。
「パンデミックでマスクをして、まだ声は出せないかもしれないけど、一つだけできることがあります」と自ら手を鳴らしてみせると、座席エリアの左右に分けて2種類のクラップをレクチャー。「Rise Again」