2022年8月4日 17:00
津田健次郎インタビュー「映画『ONE PIECE FILM RED』の現場には“芝居の原点”があった」
それに……大人になったらつい忘れてしまいがちだけど、ずっと大事にしないといけないものが色濃く描かれるので、「あ、そうだよね。頑張ります!」という気持ちにさせてもらえます(笑)。
ルフィはいつもボロボロになりながら、それでも最後まで戦い続けるんですよね。しかも、自分のためではない戦いが多くて。「自分のためではない戦いこそが、自分のための戦いなんだ」みたいなルフィの姿に胸を打たれます。
──これまで劇場版『ONE PIECE』といえば、金獅子のシキ(『STRONG WORLD』)、ゼット(『FILM Z』)、ギルド・テゾーロ(『FILM GOLD』)、ダグラス・バレット(『STAMPEDE』)など、屈強な男性キャラがルフィたちの前に立ちはだかる印象でしたが、『ONE PIECE FILM RED』ではウタというヒロインを中心に華やかな世界観が展開されています。津田バトルシーンや物語の根幹は“ザ・ONE PIECE”なんですが、現代的なテーマが入っていたり、今までの『ONE PIECE』では聞いたことのなかったような音質の楽曲が取り入れられ、新しい『ONE PIECE』の扉が開いたような気がしました。