くらし情報『『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』4月24日から 世界が注目するブラック・アーティスト、待望の日本初個展』

2024年4月17日 11:30

『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』4月24日から 世界が注目するブラック・アーティスト、待望の日本初個展

ニュー・ミュージアム(ニューヨーク)、2022-2023年 撮影:クリス・ストロング
この「アフロ民藝」の実験的な試みを軸に、ゲイツの過去の代表作から新作までを一堂に展観する同展はまた、背景にある黒人史や黒人文化もあわせて包括的に紹介する、国内では過去に例を見ない大スケールの試みとなる。常滑市で制作された陶芸と彫刻を融合した大型インスタレーション、歴史的資料のアーカイブ、タールを素材とした絵画、音響作品、映像作品、シカゴを中心とした建築プロジェクトなど、多彩な作品群が並ぶのも大きな見どころだ。日本と関わりの深い作品やプロジェクトも多く、日本酒や香、茶道をモチーフにした新作も登場する。
近年のブラック・ライブズ・マター運動を含め、黒人差別や迫害に抗ってきた歴史のなかで大きな役割をはたしてきた黒人の工芸、アート、音楽、ファッションは、今やいっそう注目を集めている。同展は、領域を横断するゲイツの作品群を通してブラック・アートの魅力に迫るとともに、黒人文化の今日的な重要性や意義、そして手仕事への称賛や異文化同士の新たな融合を謳う現代アートの重要性を改めて実感する機会となるだろう。
『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』4月24日から 世界が注目するブラック・アーティスト、待望の日本初個展

シアスター・ゲイツ・スタジオ(シカゴ)

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