2021年4月9日 12:00
初期の風景画から「コンポジション」シリーズまでを展観 SOMPO美術館で開催中の『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』をレポート!
を結成。同名の雑誌において、垂直と水平の直線、三原色と無彩色の組み合わせから構成される美しさについての理論「新造形主義」を強く主張していく。この新造形主義は、後の絵画や彫刻だけでなく、建築やグラフィックデザインなどにも強く影響を及ぼしている。この理論にのっとり、モンドリアンは1920年より水平線、垂直線、三原色を組み合わせた作品を制作し、「コンポジション」シリーズとして発表。以降、生涯に渡って幾何学的な抽象画を描き続けていく。
写真左から《大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション》1921年、《赤、青、黒、黄、灰色のコンポジション》1921年、《コンポジション no.1》1929年
本展では、モンドリアンの作品のほか、リートフェルトのアームチェアシリーズなど、同時期の作家たちによる関連作品なども展示。モンドリアンの理念が幅広い世界へ浸透したことも提示している。
ヘリット・トーマス・リートフェルトアームチェア 1918年
日本国内でモンドリアンの展覧会は23年ぶり。この貴重な機会に彼の芸術をしっかりと楽しんでみよう。
展示風景より
取材・文:浦島茂世
【開催情報】
『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』
3月23日(火)~6月6日(日)、SOMPO美術館にて開催
上司「お前の婚約者、俺の奥さんね」お花畑な部下「運命感じてたんです!」だが次の瞬間⇒部下「え?」予想外の事態に…!?