2023年6月19日 18:00
【ライブレポート】森 大翔、20歳の誕生日に初のワンマンライブを開催 ここからすべてが始まっていく
で多用されるメロディアスで速いギターフレーズをほんの少しだけレイドバックして弾くリズム感は、ちょっと日本人離れしている。それによってフレーズ自体に勢いがついて、曲がきらびやかになる。おそらくそのあたりはナチュラルにやっているのだと思う。本当に末恐ろしい20歳だ。
「自分の誕生日をこんなにたくさんの人に祝ってもらうとは思わなかったのですごいうれしいです。今までの20年を振り返ることが増えたんですけど、どうして自分はギターを弾いて、歌詞を書いて、歌を歌っているのかな、なんてことを考えていたら、やっぱり出会いがすべてなんだなっていうことに気づきました。北海道で生まれてそこでいろんな人に出会ったし、そこでしか見れない景色にも出会えたし、そこで芽生える自分自身の感情にも出会えた。そして東京に出て来て、こうして今皆さんに出会えたこともそうだし。
10代の自分にとって一番大きな出会いは音楽でした。音楽は自分からいろんな感情を引き出してくれたし、音楽にたくさん救われてきた10代だったなと思います」
「歌になりたい」というストレートな意思を込めた曲は、彼が初めて他者に向けて書いた曲なのだと言う。