TETSUYA『STEALTH』インタビュー 10年ぶりのソロ・アルバムで魅せた“影”が照らす光
実はもう1枚アルバムをつくれるぐらいストック曲があるので、そう考えた時「STELLAはそっちだな」と思ったんですよ。でも、この話をすると次のアルバムのタイトルも発表しちゃうことになるので、「言おうかな、どうしようかな?」と悩んだんです。
――キラキラしたストック曲集をいつか聴けるのも、今から楽しみにしております。今作、TETSUYAさんの歌声に耳を澄ましながら、ヴォーカリストとして積み上げて来られた20年の進化を改めて感じました。
TETSUYA僕は「考えるな、感じろ」の人ですから、自分では分からないですけど。これは少し前からの傾向なんですが、デビューの時からL’Arc~en~Cielでもお世話になっているエンジニアの比留間(整)さんに、L’Arc~en~Cielのライヴのミックスでも、「てっちゃんの歌がすごく良くなってるから、ついついコーラスを大きくしちゃうんだよね」と言われて。自分でもどんどん表現力は付いてきたな、とは感じますね。
――ライヴを拝見するたび、声の種類が増えていくことに驚かされています。
ライヴの数を重ねることの影響は大きいでしょうか?
TETSUYAそうですね、それはやはり経験で。