2021年9月27日 12:00
総展示数420ページ超! 河鍋暁斎の絵本の代表作を全ページ展示『河鍋暁斎―躍動する絵本』開催
幕末から明治にかけて活躍し、狩野派でありながら浮世絵も数多く描いた絵師、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい1831~1889)。近年、その画業が注目を集め、全国各地の美術館で展覧会が開催されている。
これまで、さまざまな肉筆画や版画が紹介されてきた暁斎だが、葛飾北斎の『北斎漫画』に匹敵する躍動感ある筆づかいで、『暁斎漫画』や『暁斎鈍画』、『暁斎酔画』など、数多くの絵本を刊行していた。
同展では、これまで一堂に紹介されることのなかった、暁斎の絵を一冊の本にまとめて出版した「絵本」というジャンルに注目し、代表作を全ページ展示する。ページ総数は420ページ超えという膨大な量で、大きさはA5サイズ(21×14.8㎝)以下。見開きで9.5×13㎝という極小の絵本でも、人物や動物、妖怪などが躍動感あふれる筆づかいで描かれている。
尽きることのない暁斎のイマジネーション。「画鬼」と称された暁斎の知られざる神髄に迫る。
河鍋暁斎≪暁斎百鬼画談≫(前期)
河鍋暁斎≪暁斎画談外篇≫巻之上(後期)
河鍋暁斎≪暁斎漫画≫(前期)
【開催概要】
『河鍋暁斎―躍動する絵本』
会期:2021年10月29日(金)