くらし情報『大貫妙子×山弦 まっすぐ伸びる歌声が客席に爽やかな風を送り込んだ「TOKYO春爛漫 〜萌芽編〜」レポート』

2024年3月26日 18:00

大貫妙子×山弦 まっすぐ伸びる歌声が客席に爽やかな風を送り込んだ「TOKYO春爛漫 〜萌芽編〜」レポート

のんびりと花粉症の話をしていたかと思えば、

「それでは花粉の飛散の状況を表現した『春』という曲をお聞きください」(佐橋)

大貫妙子×山弦 まっすぐ伸びる歌声が客席に爽やかな風を送り込んだ「TOKYO春爛漫 〜萌芽編〜」レポート


「あ、そうなの?30年間わからなかった(笑)」(小倉)

と言いながら、2曲目の「春」を演奏。跳ねるリズムが、いたずらな風に舞う花々を想像させる。続く「そりは行く」では過酷な寒さを思わせるクールなメロディから一気に疾走感あるメロディへと変わり、雪しぶきをあげながら滑り降りるそりを彷彿とさせる。曲ごとの風景が映画1本のダイジェストのように切り替わり、耳だけじゃなく脳にもたっぷり刺激を受けているのを感じた。


大貫妙子×山弦 まっすぐ伸びる歌声が客席に爽やかな風を送り込んだ「TOKYO春爛漫 〜萌芽編〜」レポート


この日は裏テーマとして、音響担当スタッフの古希祝いがあるとのこと。ステージからお祝いの言葉を贈り、紫のグッズを探して山弦のアルバムジャケットをプリントしたTシャツを用意。「強制的に着てください」(佐橋)と笑っていたが、きっと大貫妙子はもちろん山弦と同世代のアーティストたちにとって、IT技術が浸透する前の、アナログ時代から支えあってきたスタッフはまた特別な存在なのだろう。スタッフに敬意を払う絆の強さが、うらやましくなる一幕でもあった。

山弦の名前の由来は、山のような量の弦楽器を弾きこなすからだと聞いたことがある。

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