山下智久の原動力「応援してくれているファンの皆様と夢を見続けていきたい」
アクティングコーチだけではなく、監督や脚本家とも話し合いながら、みんなで“遠峰一青”像をつくっていきました。撮影中にもセリフがよく変わっていったので、一青は生きていたなぁと思います」
本作への出演がきっかけで、すっかりワインにハマったという山下。果てのない俳優業と同様、どうやらワインの道もまた相当な“沼”のようだ。
「有難いことに友人にワイン好きがいたので、ワイン仲間を紹介してもらったり、いいワインを一緒に飲ませてもらったりと、本当にこの作品を通して得るものが大きかったです。勉強のために、フランスはもちろん、カリフォルニアのワイナリーのものも飲みました。僕はあまり物欲がなくて、お金を使うところがないので、この機会に『これは自分への投資だから』と思い切りました。一体いくら使ったのかは自分でもわかりません(笑)」
独立したことで、人と人との繋がりの大事さを感じられた
祖父や母親の敷くレールに反発するように自分の道を探る一青。安全な道が用意されているのに、あえて孤高の道を行くその生き方に山下はどのような想いを抱いたのだろうか。
「どちらかというと僕も、一青のように社交的なタイプではないところは似ている気がしました。