くらし情報『「ごんぎつね」で知られる児童文学作家・新美南吉の最期を描いた戯曲が7年ぶりに上演』

2023年10月26日 12:00

「ごんぎつね」で知られる児童文学作家・新美南吉の最期を描いた戯曲が7年ぶりに上演

『君は即ち春を吸ひこんだのだ』メインビジュアル


児童文学作家・新美南吉の最期を描いた戯曲『君は即ち春を吸ひこんだのだ』が、2023年11月7日(火)より新国立劇場小劇場にて上演される。

本作は昭和初期の愛知県を舞台に、29歳の若さでこの世を去った新美南吉の最期の6年間を6度の3月の風景で描いた戯曲。南吉と彼をとりまく人間模様から日本人らしい心の機微を繊細に描き出し、「日本の劇」戯曲賞2014[主催:(公社)日本劇団協議会]において最優秀賞を受賞。彼の生誕110年記念となる本年に、2016年の初演以来7年ぶりに上演となる。

新美南吉は、国語の教科書でも馴染み深い「ごんぎつね」を18歳の若さで執筆、「手袋を買いに」など今なお残る名作を生み出し、雑誌「赤い鳥」で作品を発表する機会に恵まれた早熟の童話作家。そんな南吉と周囲の人々が織りなす人間模様を軽妙でリズミカルな台詞で描いたのは、2022年に文学座で初演され岸田國士戯曲賞最終候補作品となった『文・分・異聞』でも注目を集めた劇団温泉ドラゴン所属の原田ゆう。緻密な演出で、作品世界を丁寧に舞台上に立ち上げるのは、2022年読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』の演出をはじめ、演劇からミュージカルまで幅広い作品を手掛けてきた田中麻衣子。

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