くらし情報『『マティス 自由なフォルム』六本木の国立新美術館で 切り紙絵の大作《花と果実》を日本初公開』

2024年1月24日 11:30

『マティス 自由なフォルム』六本木の国立新美術館で 切り紙絵の大作《花と果実》を日本初公開

へと至ったのか、その軌跡をたどる試みとなっているのだ。
むろん、切り紙絵が生み出した本の挿画やテキスタイル、室内装飾などの多彩な成果も一望できる。なかでも大きな見どころは、通常はマティス美術館のメインホールを飾る切り紙絵の代表作《花と果実》が初来日することだ。同展のために大規模な修復を終えたこの作品は、縦4m×横8mを超える超大作。スケールの大きさとともに、その鮮やかな色彩と装飾性の豊かさに圧倒されることだろう。
もうひとつの見どころは、ニース郊外のヴァンスの村に建つロザリオ礼拝堂の装飾の仕事が詳しく紹介されること。最晩年のマティスは、切り紙絵を応用したステンドグラスや祭服のデザインをはじめ、壁画や祭具などの装飾を総合的に手がけた。同展では個々の作品のほか、窓から差し込む光によって変化する礼拝堂の雰囲気を体感できる空間が再現される。
60年に及ぶ巨匠の長い芸術家人生の集大成とも言われる礼拝堂の安らぎの空間をぜひ会場で堪能したい。<開催概要>
『マティス自由なフォルム』

会期:2月14日(水)~5月27日(月)
会場:国立新美術館企画展示室2E
時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.