くらし情報『早乙女太一×倉科カナが戦乱の世に翻弄される夫婦役に、赤堀雅秋演出版『蜘蛛巣城』キャスト発表』

2022年8月31日 15:10

早乙女太一×倉科カナが戦乱の世に翻弄される夫婦役に、赤堀雅秋演出版『蜘蛛巣城』キャスト発表

弱者や敗者への厳しくも穏やかな慈愛の目線がある。恵まれない者たちのことを笑っても、そのそばから離れることはありません。寧ろ無自覚に笑う者たちをジロリとやって冷や水を浴びせるのです。
さてこの赤堀さんの眼差しが、簡潔で勇壮且つ典雅な齋藤雅文脚本による『蜘蛛巣城』に加えられることで、登場人物がいかに生き物として蠢くのか。「普通」が推奨される現代で、「特別」を求める主人公は私たちに何を思い出させてくれるのか、「忘」シーズン最後のホール公演を飾る赤堀版『蜘蛛巣城』に大いに期待すると同時に、私も出演者として、若き鷲津夫妻に思い切り翻弄されたいと思います。

■出演者として
KAATより演出をお願いした赤堀さんから出演依頼を頂いた時は驚きのあまりひっくり返りそうになりました。お引き受けした以上はご期待に添いたいと思います。ここ10年ほど自分自身が演出する舞台にしか立っていなかったので恐らく大変に苦労したり、楽しんだり、色々新鮮なことになるでしょう。
『マクベス』でいうところのマクダフという大役ですが、そこはあまり気負わずに小田倉則保という忠臣の人物像に少しでも寄り添えればと思います。

■三木義明役:中島歩 コメント
『蜘蛛巣城』という荘厳なタイトルに皆さま尻込みしてしまうかもしれません。

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