くらし情報『早乙女太一×倉科カナが戦乱の世に翻弄される夫婦役に、赤堀雅秋演出版『蜘蛛巣城』キャスト発表』

2022年8月31日 15:10

早乙女太一×倉科カナが戦乱の世に翻弄される夫婦役に、赤堀雅秋演出版『蜘蛛巣城』キャスト発表

大劇場の舞台用に脚色するにあたって私は、映画的スペクタクルではなく、日本人の精神性ということを強く意識しました。
たとえば神仏が混交し唯一絶対神のいない宗教観。主語を省き、曖昧さを武器にし、敬語を複雑に駆使して生まれる関係性。曖昧な「予言」に翻弄され、あらゆることが曖昧なまま、登場人物たちは「確かな何か」求めて必死に足掻き続けます。その湿度の高い主従関係、夫婦の愛情を描くには歌舞伎の科白など、いわゆる「時代劇の手法」が相応しく思われました。
この台本は、『マクベス』を「本歌取り」しつつ、普遍を求めながら独自性に固執する日本人の「業(ごう)」の物語だと思っております。赤堀さんの独自の視点から、KAAT発の新たなる『蜘蛛巣城』が生まれることを楽しみに致しております。

■鷲津武時役:早乙女太一 コメント
赤堀さんが演出を手掛ける舞台に参加させて頂くのは、2017年に上演された『世界』以来、約6年ぶりになります。
あの時、経験できた舞台作りの時間は、とても大きな経験になりました。
今作に参加出来ることが決まった日から、ほぼ毎日この舞台のことが頭をよぎり、その度に心臓が締め付けられては鼓動が高鳴ります。

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