2021年11月20日 00:03
LiLiCo、大阪に生きる外国人を描いた映画『COME & GO カム・アンド・ゴー』に共感
としみじみ共感。歌手を夢見て生まれ育ったスウェーデンから単身来日した18歳当時を振り返り、「日本人よりも日本を経験しているかもしれない。コンプライアンス的に今この場では言えないような、ひどいことも言われて傷ついたことも」と振り返った。
劇中に登場するスーパーで働くミャンマーからの留学生に話題が及ぶとLiLiCoは「職場でひどい目に遭っても、心配させまいと、祖国のお母さんには元気だよって言う姿はいたいほど理解できた。彼女はいい味出していた」と絶賛。演じるのは森崎ウィンと共演した日本・ミャンマー合作のドラマ『My Dream My Life』が話題を集めた女優のナン・トレイシーで、カーワイ監督も「オーディションで出会い、すぐに彼女に決まった」と回想。映画の撮影後、一時帰国した際にクーデターが起こり、日本に戻ることも、現地で女優を続けることもできない状態だといい「日本にいれば、今日も舞台挨拶できたのに。すごくかわいそう」と表情を曇らせていた。
映画にはツァイ・ミンリャン作品の常連として知られる台湾のリー・カンション、ベトナム映画『ソン・ランの響き』のリエン・ビン・ファットをはじめ、アジア各国のキャストが参加し、日本からは千原せいじ、渡辺真起子、兎丸愛美、尚玄らが出演している。
取材・文・写真=内田涼
『COME & GO カム・アンド・ゴー』
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