2023年8月18日 21:00
【ライブレポート】w.o.d.、東阪ワンマン東京公演を開催。荒ぶるロックでフロアをかき乱した熱狂の一夜
もあわせて、2018年の1stアルバム『webbing off duckling』からの思わずにんまりしてしまうにくい選曲。w.o.d.のメロディアスサイドとして定着した「オレンジ」では、歓喜の声が湧く。サイトウタクヤ(Vo/G)のボーカルは激しいロックだけでなく、こういった伸びやかで優しい歌にもはまる。彼の弾く90年代UKロックを思わせるギターの音色やコード感、轟音のイメージが強いKenのソフトタッチなベース、元良のパワーで押さない軽やかな跳ね気味のドラムとのマッチングもライブで聴くとひとしおだ。
続いても「あらしのよるに」でサイトウのメロディーメイカー/歌うたいとしての側面を響かせ、ステージは後半に入る。MCを挟んで一気にギアを上げ最新シングル「STARS」へ。サイトウのゾクゾクするようなギターリフにKenのヘビーなベース、元良の鬼神のような連打が重なるイントロが轟くと、待ってましたと言わんばかりに会場が揺れる。サビは3人と観客の感情のぶつかり合いが見えるよう。
続いて元良のハンマービートが火を噴くような「楽園」、Kenの極太爆音ベースリフがうねりを上げる「Fullface」でフロアはもみくちゃ状態に。