くらし情報『早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて』

2023年2月25日 12:00

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて

と演出ポイントを語ったのは、赤堀。「おふたりが繊細にして大胆、かつ力強く演じてくださいましたので、特に若い方に足を運んでご覧いただきたいですね」とアピールした。

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて


フォトコールは、1幕中盤の第3場〜第5場の20分強が公開された。鎧甲冑姿で森をさまよう武時とその盟友・三木義明(中島歩)は、不気味な老婆(銀粉蝶)と出会う。武時は「今宵から北の館の主」に、『マクベス』においてバンクォーの役割を帯びる義明は「今宵からは一の砦の主」になる──という予言を老婆から告げられたふたりは、蜘蛛巣城に戻って城主・都築国春(久保酎吉)から同じ命を受けると、「予言通りだ」と言わんばかりに顔を見合わせた。


早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて


北の館の主となった武時は、妻の浅茅に(やがて蜘蛛巣城の城主になるという)予言への恐れを打ち明ける。すると浅茅は「何を恐れておいでか」と詰め寄ってみせた。予言に戸惑いながらも妻の煽りに激昂し自らを奮い立たせる武時を、早乙女はエネルギッシュに造形。百姓上がりの夫に持ち上がった思わぬ出世話に野心の萌芽を見せる浅茅を、倉科は抑えた演技の中に一点を目を凝らすように見つめるなど狂気を覗かせながら立ち上げた。

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