さくらしめじが見せたプロの本気「僕らがみんなを引っ張って、いろんな景色を見せていきます!」
そうでしょみんな⁉」「それでは次の曲に行きましょう、『ひだりむね』!」そんな雅功の掛け声で始まった「ひだりむね」は、ことさら美しいハーモニーが特徴だ。幼い恋のもどかしさを表現した歌詞だが、歌い方には円熟味さえ感じる。幼い少年だったはずのさくらしめじが、プロとしてのテクニック、表現力を、このデビュー以来どれだけ磨いてきたのかがわかる。ステージを囲むように立つ観客に、くるくると回りながら、時に目を合わせながらパフォーマンスする姿には、余裕すら感じられた。
「ひだりむね」から間髪入れずにノリノリで始まったのは、「菌カツ!」。「毎日収穫キノコノコノコキノコを食べれば頭よくなる~」……1stアルバムに入ったこの曲を、昔は可愛さいっぱいで歌っていたが、今では大人の余裕と茶目っ気で魅せる。会場のファンも手拍子をし、時に歌に合わせて拳を振り上げ、ひとつになっていく。疾走感たっぷりで最後まで演奏し、2人同時ジャンプでフィニッシュ!!
全力で3曲駆け抜けた後は、MCタイムに。
「疲れちゃうね、いったん座っていいですよ、皆さん」と言った雅功だったが、すぐに「あの~、ちょっと座ってもらったところ悪いんだけど……みんなビックリしすぎて立っちゃうかもしれない」