2024年4月16日 18:00
画鬼・河鍋暁斎と鬼才・松浦武四郎、明治期に活躍したふたりに注目する展覧会が静嘉堂@丸の内で開幕
武四郎の旧蔵品は明治末頃より岩崎彌之助の所蔵物となり、静嘉堂文庫で秘蔵されていたという。一方、武四郎の幼馴染で、生涯を通して友情を育んだ伊勢の豪商、川喜田石水は、蔵書家としても知られている。実業家で陶芸家の川喜田半泥子は石水の蔵書を受け継ぎ、「千歳文庫」を創設した。松浦武四郎に縁のある2つの文庫を通して岩崎家、川喜田家の縁をたどっていく。
井戸茶碗 銘紅葉山朝鮮王朝時代(15〜19世紀)石水博物館蔵
展示風景より
明治時代に様々な方面で活躍した河鍋暁斎、松浦武四郎。この二人の見事な共演や二人が作り出した縁の不思議を、この展覧会で楽しもう。
取材・文・撮影:浦島茂世
<開催情報>
『静嘉堂文庫竣工100年・特別展 画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで』
4月13日(土)~6月9日(日)、静嘉堂@丸の内にて開催
公式サイト:
https://www.seikado.or.jp/
テーブルに残る『輪っか状のシミ』の正体は… 「知らなかった」「そうだったのか」