「それを本人に伝えたら、あなたもやったほうがいいわよ!と言われました(笑)」
歌手たちとの共演で多くのものを受け取っているという彼女。一方で、器楽奏者の視点からの歌曲へのアプローチもまた、声楽家たちにさまざまな刺激を与えているのは間違いない。公演ではその相互の化学反応が、3人の歌となって立ち上ってくる瞬間に出会えるはず。必聴だ。
2022年2月に開催された『女の愛と生涯』の模様 (c) Tomoko Hidaki
『歌曲でめぐる世界~ことばと愛~』
2月25日(土) 14時開演
ミューザ川崎シンフォニーホール
バリトン:寺田功治
ソプラノ:隠岐彩夏
ピアノ:小川典子
奥田佳道(音楽評論家)
曲目・演目
<ドイツ歌曲>
シューマン:詩人の恋 op. 48(寺田)
シューベルト:アヴェ・マリア D. 839(隠岐)
モーツァルト:すみれK. 476(隠岐)
ブラームス:子守歌 op. 49-4(隠岐)
<英国歌曲>
フィンジ:花輪を捧げようop. 18から抜粋(寺田)
<ロシア歌曲>
ラフマニノフ:いや、お願いだ、行かないでop. 4-1(寺田)
ラフマニノフ:美しい人よ、私のために歌わないでop. 4-4(寺田)