2022年12月21日 17:00
【会見レポート】「“ジキハイ”史上、最もエロティックに」石丸幹二と柿澤勇人率いる『ジキル&ハイド』始動
「善というのが実は悪であり、悪というものが善になる。そういったところを追及して、この物語の時代と現代をうまくリンクさせていきたい」と想像を膨らませる。
栗原英雄
主演の石丸と柿澤について、山田は「期待以上の事をみせてくださるおふたりなので、体力が続く限り、表現の果てまでいっていただけると嬉しい」と真摯に語りつつも「毎回稽古場で石丸さんのセクシーさ、エロティックさをどうやってお客様に届けるかということでスタッフがすごく頭を悩ませている」と明かし「今までの“ジキハイ”史上、最もエロティックにやっていただけたら」とリクエスト。石丸は「ちょっと透かし絵的なエロティックさを見せていきましょうか」と返し、柿澤も「山田さんに『ちょっと柿澤それ、みんなドン引いちゃうからやめて』と言われるまでやりたいと思います」と応戦。
劇団四季では石丸が退団する2007年に柿澤が養成所に入所したため共演の機会はなかったが、「憧れの存在。共演できるとは思っていなかった」(柿澤)、「これからの四季を背負っていく人間が入ってきたんだなという思いで注目していた」(石丸)と当時の印象を語る。時を経て、Wキャストとしてタイトルロールを演じるふたりが率いる2023年版ミュージカル『ジキル&ハイド』に期待が高まる。