くらし情報『「セクシュアルマイノリティ」について自分の意見がなかった神尾楓珠がゲイの高校生を演じて気づいたこと』

2021年12月7日 07:00

「セクシュアルマイノリティ」について自分の意見がなかった神尾楓珠がゲイの高校生を演じて気づいたこと

撮影:奥田耕平

撮影:奥田耕平



映画『彼女が好きなものは』が12月3日より公開される。

自分はゲイであると自覚する一方で、異性と結婚し、子を持ち、家庭を築く夢をあきらめきれない男子高生・純。彼はある日、クラスメイトの紗枝がBL好きの腐女子であることを知る。紗枝はいつしか純に好意を抱き、純もまたもしかしたら自分も異性を好きになれるかもしれないと願って、紗枝と付き合いはじめる。

普通ってなんだろうか。人と人が理解し合うとは、どういうことだろうか。さまざまな問いを投げかけながら、純と紗枝の物語は、美しく、優しく、いとおしいラストシーンへと昇華していく。

同性愛者の主人公・安藤純を演じるのは、神尾楓珠。
さじ加減を誤れば、誰かを傷つけるかもしれない難役に、22歳の若手俳優はどう向き合ったのだろうか。

純があきらめていたのは、それが世界を簡単にする方法だったから

「セクシュアルマイノリティ」について自分の意見がなかった神尾楓珠がゲイの高校生を演じて気づいたこと


「この作品を受けるまで、セクシュアルマイノリティに対する自分の意見というのが特になかったんです。なんだろう。誰が誰を好きでも、どっちでもよくない?っていう感覚でした」

言葉少なに、そう神尾楓珠は話しはじめる。もちろん今、LGBTQと言われるセクシュアルマイノリティについて、社会的な関心が集められていることは知っている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.