chelmico、2年2カ月ぶり有観客ワンマンレポート「また会えるときまでご無事で」
しかし続くMCでは「歌うときの水の置き場所問題」という、非常にどうでもいい話を始め、ピリッとした空気をユルッと和ませるのも2人の人間性によるものだろう。
そのままステージに据えられた椅子に座って「どうやら、私は」「ずるいね」と、このパートではメロウで柔らかな空気感で会場を包むchelmico。アコースティックなサウンドが印象的なフォーキーな「milk」では、2人のコーラスの妙も聴かせ、音楽性の幅の広さをパフォーマンスとして形にした。
代表曲を立て続けに披露しクライマックスへ
「しっとりしちゃって。カッコつけちゃった」と照れ隠しのようなMamikoの言葉に続いて、「でもここからは盛り上がる曲しか残ってないから!」と、ライブの後半戦への期待を高めるRachel。「やばいよ、壊れちまうよ!」というMamikoの言葉が更にその期待を高め、そのままドラムンベースライクなビートで突っ走る「Player」、タイトル通りディスコティックなサウンドに合わせてクラブの情景を歌う「Disco(Bad dance doesn’t matter)」、パーティサマーチューン「Premium・夏mansion」、そしてエルヴィス・コステロもイギリスの大手新聞『ガーディアン』誌上で、この曲がOPテーマとして起用された『映像研には手を出すな』と共に「VERY COOL」