2023年2月3日 12:00
北村匠海と中川大志が語るライバル意識「初めて現れたライバルが、大志だった」
北村そっか。でもさ、自分の人生もそうだし、エンタメ界における自分の存在意義はなんだろうとか考えたりしない?
中川ああ。それはあるかも。
北村自分のやっていることが正解なのか不正解なのか常に模索しながらやってる感じではあるんだけど。考えたところで答えなんて出なくて。というか、生きることに答えなんてきっとなくて。じゃあ、答えがないとしたら、生きるって何なんだろうってなる。だったらせめて自分のやることなすこと、自分が本当にワクワクできるものを選んでいきたいなっていう。
単純なことだけど、そういう積み重ねが北村匠海を生きることなのかなって考えたりしてる。
中川深いね。僕らがやっている仕事って、1人の人間に戻る瞬間と切り離せないところがあるじゃない?
北村うんうん。
中川役者は毎回台本をもらうたびに、誰かの人生を生きないといけない。自分ではない人を生きるからこそ、そもそも僕は自分の人生をちゃんと生きられているのかっていうところに立ち返ってくるんだよね。特に仕事が目まぐるしくなればなるほど、だんだん自分の軸がわからなくなってくるから。そういうときこそ、家族だったり親友だったり、大切な人と過ごす時間を大事にしたいなって気持ちになる。