2021年12月27日 12:30
[Alexandros]川上洋平、初のソロアコースティックライブでカバー含む全21曲を熱唱
次の曲もアコギでニューヨークで作りました。出てきた瞬間、そのリフを弾きまくった」という「Mosquito Bite」へ。激しいギターのカッティングの応酬と伸びのあるボーカリゼーションが炸裂する。矢継ぎ早に言葉を吐き出すボーカルゼーションが面白いように決まっていった「Beast」、そして「Girl A」。“アコースティックライブ”と銘打ちながらも、しっとりした方向では終わらないのが川上洋平ならではだ。
「曲が生まれた時にどんな顔、体だったかを知ってほしかった。それは俺しか知らないから。本当の素顔を制作者としては知ってほしかった」と、今回のライブの趣旨を説明。
「Starrrrrrr」はコロナ禍でリモートで制作されたコンセプトアルバム『Bedroom Joule』バージョンからスタートし、途中でオリジナルの激しいバージョンに変わるという凝りようだった。
川上のボーカリストとしての力量、メロディメイカーとしての力量を特に痛感したのが2021年に発表した唯一のシングル曲「閃光」だ。眩い光を放ちながらどこまでも伸びていくメロディと歌の素晴らしさは息を呑む程だった。「バンドは『For Freedom』から始まったかもしれないけど、作曲家としての自分はこの曲から始まってます」