そこは申し訳ないなと思いつつ。演技論なんて言った途端安くなるし、それを毎回毎回全部出してたらすぐゼロになる。だから、お互いwin-winの関係でいるためにも、ある程度はぐらかして、代わりに嘘も交えて、ギャグをかましつつみたいなことは、僕の『プロフェッショナル 仕事の流儀』です(笑)」
若い頃は、周りに突っかかることもありました
劇中では、アニメに懸けるさまざまな立場の仕事論が描かれていく。柄本佑演じる鬼プロデューサー・行城理は徹底的な数字主義者。中村もまた人気と共に責任ある役を多く任されるようになり、そこには当然数字や評価がつきまとうようになった。
「ぶっちゃけあんまり気にしてないんですよね。視聴率とか興行収入とか動員数とか、全部あるに越したことないと思ってるし、主演という立場をやらせてもらえるようになってるので、そのへんはもちろん背負わなきゃいけないんですけど。作品か数字かの二者択一で言えって言われたら、そんなことより現場でみんなが楽しんでる方がいいってなっちゃう。で、理想は二者択一じゃなくて両方やればいいじゃんっていうのが僕の考えです。極論ですけど」
一方、中村演じる王子の仕事論も印象的だ。