2022年12月10日 12:00
映画『戦場記者』太田光メッセージ映像&元日本赤軍最高幹部・重信房子ら推薦コメント到着
ウクライナを始め「戦争記者」の使命感が伝わる。
■丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
戦場にあっても救助や支援をしないジャーナリストの取材は「偽善」と言われることがある。
だが、取材の価値は現場の先にある。
取材した記録が発信されることで、地域、人種、時代、何もかもを超えて「行動」が生まれることがあるからだ。
須賀川記者が集めた悲劇の断片にも、その力がある。
■峯村健司(ジャーナリスト/青山学院大学客員教授)
精密誘導弾、自爆型ドローン、死者数……。ロシアによるウクライナ侵攻後、戦況や兵器にばかりに注目していたのかもしれない。
ミサイルの標的となった市民の血と涙に迫った記者の執念が掘り起こした戦争のリアルは重い。
■村山祐介(ジャーナリスト)
いまこの瞬間も、殺戮と欺瞞に満ちた狂気の日常を強いられる人たち。
直視できないほどの戦場の現実を、地べたの目線と等身大の言葉、息づかいで私たちに届ける、新しい報道の形がここにある。■望月衣塑子(東京新聞記者)
空爆で妻と4人の子を失ったパレスチナ男性が育児に追われる一方で、イスラエルにはガザからロケット弾が撃ち込まれる。
米軍撤退後のアフガニスタンでも、ロシアが侵攻したウクライナでも、恐怖と怒りは市民の心をむしばみ、戦争の狂気が人の心の中に黒い根を張り巡らせ続ける。