2022年6月7日 21:00
悪魔と契約した天才ヴァイオリニストの運命は? ミュージカル『CROSS ROAD』ついに開幕 中川晃教、水江建太らが躍動
悪魔と契約した天才ヴァイオリニストの数奇な運命を描いたミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』が6月7日、日比谷シアタークリエで開幕。音楽の悪魔アムドゥスキアスを演じる中川晃教、稀代の天才と謳われた実在のヴァイオリニスト、パガニーニ役の水江建太らがステージで躍動した。
シアタークリエをはじめ、帝国劇場、全国の大劇場で例年上演を続けている、音楽朗読劇VOICARION(ヴォイサリオン)シリーズにて、原作・脚本・演出を手掛ける藤沢文翁オリジナル作品のひとつ。東宝初の朗読劇として2012年シアタークリエで上演された本作が、満を持してミュージカル化された。
舞台は華麗なる音楽黄金期を迎えた19世紀のヨーロッパ。数々の音楽家が世に生まれ、その才能と美しい調べに、人々が魅了されていた時代、突如として音楽シーンに登場したのが“漆黒のヴァイオリニスト”の異名を持つニコロ・パガニーニだった。「悪魔と契約し、魂と引き換えに音楽を手に入れた」と噂されたパガニーニだが、実際に街外れの十字路(クロスロード)で悪魔アムドゥスキアスと血の契約を結び、100万曲の名曲の演奏と引き換えに、命をすり減らしてゆく契約を背負っていた。