くらし情報『早乙女太一×倉科カナ対談“二人三脚”で夫婦役に挑む『蜘蛛巣城』』

2023年2月7日 18:00

早乙女太一×倉科カナ対談“二人三脚”で夫婦役に挑む『蜘蛛巣城』

倉科私も同じく、今はいろいろな方向から試している最中で。最初は静かな女性としてやってみたんですけど、それも違うのかなと思い始めて。いろんなアプローチを試して、赤堀さんに「こっちがいいね」って言われたら、その方向で作ってみたり。浅茅は武時のことをとても愛している、それは台本から感じ取れることですが、プラスアルファで、何を、誰を信じたらいいのかとか翻弄されていく度合いがどんどん高まるのを、立ち稽古をしながらすごく体感していて。浅茅は親も捨てて武時に嫁いで来て、見返してやりたいという気持ちもあったり。殿(武時)への愛情だけじゃなく、そういった不安や見栄、欲というのも心の中で強く渦巻いていたんだなと、今の段階では感じていますね。

――早乙女さんは『世界』(2017年上演)以来、二度目となる赤堀さんとの舞台作りですね。今回は赤堀さん自身の書き下ろしではない作品を演出されていて、以前の稽古場との違いを感じますか?

早乙女太一×倉科カナ対談“二人三脚”で夫婦役に挑む『蜘蛛巣城』


早乙女前回とはまったく違いますね。
やっぱり赤堀さんにとってもチャレンジの詰まった作品で、妥協せずに模索し、挑戦しているなと。『世界』の稽古場では、赤堀さんの中でしっかりと向かうべきところが決まっていて、そこに向けて細かく進めていた印象だったんですけど、今回は本当に、僕らと一緒に探しながら進んでいっている感じです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.