2020年7月2日 10:53
コロナ禍で急増する住宅の騒音トラブル 被害に遭ったとき、どう対処するべきなのか?
と説明され、仮に虚偽と感じたとしても、仲介業者を訴えることは現実的に難しいのですね。
悪いのは誰なの?
騒音を立てている人や紹介した仲介業者を訴えることができないということになると、騒音に困っている人間としては、「我慢できない自分が悪い」といわれている気分になってしまいます。
実際悪いのは、「我慢できない人」「仲介・販売業者」「管理会社」「騒音を立てている人間」のうち、誰なのでしょう。冨本弁護士に聞いてみました。
冨本弁護士:「一般的な住宅である程度の騒音があるのは仕方のないことです。
騒音が紛争にまで発展してしまうのは、騒音の原因・程度、関係者の性格、交渉の経緯、解決のための関係者の努力等々によりケースバイケースであり、誰に責任があるとは一概に言えないと思います」
相談者を見つけて冷静な対応を
騒音問題に悩む人は意外と多いといわれます。我慢の限界に達しそうな場合は、一度怒りの感情を飲み込み、管理会社への連絡はもちろん、家族や弁護士に相談し、解決策を探っていきましょう。
*取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。