2019年12月28日 14:00
奨学金の保証人になる前に知っておきたい!制度の仕組み・リスクをFPが徹底解説
全額払っている人が大半
2018年11月1日の朝日新聞によると、日本学生支援機構は分別の利益を知らせずに、全額請求していることが報じられています。その結果、過去8年間で延べ825人に対して総額約13億円を全額請求し、9割以上が全額返還をしているとのことです。
つまり、法律の知識を知らない多くの人は、分別の利益の存在を知るきっかけもないまま、全額返還に応じていることになります。
主張すれば減額される
知らせずに請求するやり方に対し、報道では法的な問題にも言及していますが、日本学生支援機構の担当者は「法解釈上、保証人から主張すべきもの」との認識を示しています。
つまり、分別の利益は保証人に選択が委ねられており、知らなければ損をしてしまうのです。主張すればちゃんと減額されますので、保証人になる際のたしなみとして知っておきましょう。
奨学金の保証人に関するまとめ
奨学金保証人制度には保証人、連帯保証人、機関保証の3つがあり、学生はいずれかを利用して借金を行います。しかし、学生やその親から頼まれて保証人や連帯保証人になると自己破産などのリスクがあります。
保証人や連帯保証人を頼まれた時は、本当に返還できそうか確認するなど、しっかりと事前想定する必要があります。場合によっては断わるか、機関保証をすすめるなど、安請け合いしないことも重要です。
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