くらし情報『能楽研修生達が魅せる発表の場 国立能楽堂『第30回 青翔会(第十期 能楽(三役)研修 能楽研修修了発表会)』開催 カンフェティでチケット発売中』

2023年2月17日 10:00

能楽研修生達が魅せる発表の場 国立能楽堂『第30回 青翔会(第十期 能楽(三役)研修 能楽研修修了発表会)』開催 カンフェティでチケット発売中

「ワキ方」が狂言を演じることはなく、また、笛方が小鼓を演奏することもありません。能楽は、それぞれの役方が高度で専門的な技量を持ち、完全な分業制となっています。上記の役方のうち、「シテ方」を除いた、「ワキ方」「囃子方」「狂言方」を総称して、「能楽三役」と呼んでいます。

●ワキ方
ワキ方がつとめる「ワキ」は、能の主役である「シテ」の相手役です。旅の僧や神主、貴族や武士などの役柄が多く、面をつけずに演じます。多くの能では、まずワキが登場して、時間や場所、物語の状況を語ります。そしてワキの前にシテが登場することで、ドラマが始まります。シテはワキに自分の素性や境遇、胸の内を語り、舞を見せることで能は展開します。

ワキはシテの演技を引き出す重要な役なのです。
ワキ方には宝生流(下掛り宝生流)と福王流と高安流の三つの流派があります。

●囃子方
囃子方は能の囃子(音楽)をつとめます。能の音楽は、笛、小鼓、大鼓、太鼓の四つの楽器で演奏されます。それぞれ笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方と呼ばれる演奏者が、舞台後方の囃子座というところで演奏します。他の楽器を兼ねることはありません。

▼笛方
能楽の笛は「能管」とも呼ばれています。

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