くらし情報『【森ノ宮医療大学】希少難病の治療ワクチンの治験開始~強直性脊椎炎に対する新治療技術~』

2023年8月22日 16:00

【森ノ宮医療大学】希少難病の治療ワクチンの治験開始~強直性脊椎炎に対する新治療技術~



本研究成果により、ペプチドワクチンFPP003が希少難病である強直性脊椎炎に代表される脊椎関節炎の治療選択肢となることを期待しております。

【用語解説】

※1インターロイキン(IL)-17A
IL-17Aは、炎症性サイトカインの1つであり、脊椎関節炎の病態形成に関与していると報告されており、この炎症性サイトカインIL-17Aのはたらきを抑える治療法が確立され、抗体医薬品が販売されております。

※2ペプチド治療ワクチン
感染症ワクチンは、ウイルス全体や標的タンパク質(mRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチン、組換えタンパク質及び不活性化ワクチン等)を抗原として用いて免疫を誘導するのに対し、ペプチドワクチンは、標的となるタンパク質のペプチド配列(エピトープ)を選択し、その部分に対する免疫を誘導するのが特徴です。また、標的を生体内の病気の原因となるタンパク質とすることで治療を目的とすることからペプチド治療ワクチンと記載しております。

【研究者コメント】

・大阪大学大学院医学系研究科中神啓徳寄附講座教授
ワクチンを感染症・がん以外の疾患治療へと応用し・実用化する新しい取り組みの一つとして、整形外科領域の先生との共同研究を実施し、希少難病である強直性脊椎炎を含む体軸性脊椎炎を標的疾患とした治験を進めることになりました。

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