2024年5月2日 14:00
ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」筧利夫インタビュー到着!
ですから架空の話とは責任の持ち方が違うというか、自分の想像だけではできないなと思っています。今回、僕は役を演じるのではなく、僕がエド・クレバンさんのイタコみたいになって代弁するイメージです。だから毎日寝る前にお願いしています。舞台で失敗なく、あなたをやれますように!と。稽古が始まる前までに僕がやることは、台本を読んで台詞と歌を覚えて練習して、あなたのことが日本の皆さんに伝わりますように!って祈ることだけです(笑)。
――台本を実際にお読みになった印象は?
演出家の西田直木さんが翻訳なさっていて、読みやすくわかりやすい台本で、すごく面白かったです。第1稿を読んだ時は、これ、コントみたいにできるんじゃないかな?って思ったんです。でもいろいろ調べたら、以前日本で上演された時に作家の方が来日した写真を見つけて、ふざけた気持ちでやったらダメだなと思いました。
実は1回お断りしたんですよ。ところがしばらくして、再びお話を頂いた。断った話を再度いただくことはまずないので、風水の人やタロット占い人に調べてもらったら、「筧さん、これは絶対にやった方がいい」と(笑)。そこで考え直しました。
早めに台本をいただき、毎日台本と向き合い考えています。