2024年5月2日 14:00
ブロードウェイミュージカル「クラスアクト」筧利夫インタビュー到着!
一人で稽古しているとだんだん身体に浸透してきて、何となくわかってくるんですよね。稽古初日に、僕がどれくらいエド・クレバンさんになっていられるかが勝負。稽古が始まったら具体的にやるべきことが多いので、それまでに土台は作っておきたい。どうしても謎な部分は稽古場でカンパニーの方々と一緒にやって、わかっていけばいいなと思っています。
――筧さんが演じるエド・クレバンはどんな人物だと捉えていますか。
自分の才能を相当信じています。本当は作曲がやりたいのに、作詞の方に能力があるんでしょうね。よく「人は二番目のことで成功する」って言われますが、エドさんもそうだったのかも。
ものを作る人って作品が我が子みたいに大切なんです。本当は作品を売るためには商店の棚に乗せなきゃいけないけれど、エドさんは作曲で成功したいと思うが故にこだわってしまう。その点、作詞は二番目のことだから、頼まれて多少嫌でも「やりますよ」となるんです。その結果、作詞が評価されるように。これって結構、ミュージシャンあるあるという気がしますね。
――音楽の印象はいかがですか?
ザ・ミュージカルって感じですね。芝居で急に歌い出すスタイルは1回やったことがあり、その時はポップスでした。