くらし情報『板尾創路・松田凌 W主演!舞台『聖なる怪物』甲斐さやかが描く、衝撃のオリジナルストーリー2023年3月上演決定』

2022年12月14日 10:00

板尾創路・松田凌 W主演!舞台『聖なる怪物』甲斐さやかが描く、衝撃のオリジナルストーリー2023年3月上演決定

はかなり奇妙でマイペースな人間だった。山川はいつも通り奪った命について考え、反省するように説教するが、町月は「反省?僕がするわけがないでしょう。僕は神なのだから」と言うのだ。
その日、真知子が懺悔室にやってくる。行方のわからなくなった娘は『神』と言う人物に、オンラインゲームを通じて呼び出された形跡があったそうだ。しかし捜査はなかなか進展しなかった。
数週間後。真知子は、娘の『神』を探すうちに、ある裁判記録をみつける。
その被告は、「自分は神だ」と言い募ち、まるでゲームの様に通行人を刺したにもかかわらず「悪人を制裁した」と、反省の弁もなかった。
真知子はこの被告が娘の行方不明にも関与しているのではないかと感じているようだった。山川は、既に刑務所にいるその(元)被告人が、最近いなくなった娘に関与したとは信じられなかったが、その被告こそが、町月本人であった。
山川にとって、町月は到底『神』ではなかった。偉大な存在には思えず、単なる引きこもりか、強がりの男に思えたが、それ以来、山川のまわりで、刑務所内にいる町月の予言通りの出来事が起きていく。
山川は葛藤する。もし偶然が重なったとして、それを奇跡と呼んでもいいのだろうか。

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