2024年4月27日 18:00
日比美思、デビュー15周年で『蒲田行進曲』小夏役に挑戦 初の妊婦役で挑戦の日々「1つのターニングポイントになるかも」
まだ、10代の時だったと思うんですが、それこそつかこうへいさんの作品である『郵便屋さんちょっと』という作品を見に行ったのを覚えています。紀伊國屋ホールは舞台に傾斜があって、遠くから見ていても見やすいなという印象で、改めて歴史ある劇場なんだなって思いました。私、紀伊國屋書店もよく行くので、そういった意味でも、すごいうれしいです。
――誰しもが知っている作品ですが、改めて『蒲田行進曲』という作品の物語を教えてください。
【日比】つかこうへいさんが描かれた愛の物語だと私は思っていて、銀ちゃんとヤスさんと小夏の三角関係を楽しんでいただける物語かなと思ってます。
――小夏という役は難しい役どころだと思います。
【日比】そうですね。もともと映画を見てたので作品自体は知ってたんですけど、つかさんの戯曲を今回そのまま使っていて。
それで見ると、やっぱり映画の小夏とは、ちょっと違ったイメージかなと個人的には思ってて。ちゃめっ気があって、かわいらしくて、でも母性がある役柄だと思うので。もう母性とはかけ離れた、まだ自分では子どもだと思ってる私がやるのか、と。でも、先日初めてまるっと荒通しをして、生演奏のギターも弾いてもらった。