2012年7月4日 14:17
表現したのは“誠実さ”。小栗旬が語る映画『グスコーブドリの伝記』
宮澤賢治の同名作を、杉井ギサブロー監督がアニメ化した映画『グスコーブドリの伝記』が7日(土)から公開される前に、主人公ブドリの声を演じた小栗旬がインタビューに応じた。
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本作で小栗が演じたのは美しいイーハトーヴの森で暮らすブドリ。彼は、冷害による飢饉によって両親や妹とはなればなれになるも、森を出て様々な人々と出会いながら成長し、愛する故郷と人々を守るために行動していく。
何の予告も容赦もなく襲いくる自然の猛威と真摯に向き合い、愛する人々と故郷を守ろうとする主人公ブドリ。「ブドリは、その時その時を一生懸命に生きた人。すべてを受け入れて、目の前にあることに対して誠実に向き合っていった人だと思います」と分析する小栗は、アフレコでブドリの“誠実さ”を声で表現しようとしたという。「新しいことに対して恐怖と不安はあるけれど、『とにかく飛び込んでいかなければ』という気持ちをブドリは持っている。だから、彼の持っている“誠実さ”は声に入れていこうとしましたし、監督からも『真っ直ぐ通った声を出してほしい』と言われましたね」。
本作は、1985年公開アニメーション映画『銀河鉄道の夜』のスタッフが再び集まり、約5年の歳月をかけて完成した作品だ。