2012年8月21日 12:00
『マトリックス』監督の新作『クラウド アトラス』、5分超の予告編が解禁
このほど公開された予告編も19世紀の南太平洋で幕を開け、そこで綴られた日記が後世の別の人間に影響を与え、そこで起こった出来事がさらに別の時代の別の人間の人生に関連していく。驚くべきはその映像で、登場するキャラクターや背景だけでなく、映像スタイルさえもシーンによって大胆に異なっており、しかし341秒の映像には不思議な統一感が保たれている。3人の監督たちは「まったく新しくて、しかも何度も観たくなるような壮大なスケールの映画を作りたい」とコメントしており、長尺の予告編も監督たちが自ら製作したという。
現実と仮想世界を舞台に、私たちの社会の根底にある構造と、それに抗おうとする人々を描いたウォシャウスキー監督と、現実と超現実の世界を視野に人間の原罪や動かしがたい運命を描き出してきたティクヴァ監督がチームを組んで描く『クラウド アトラス』。その詳細はまだ不明だが、映画史に名を残す問題作になることは間違いなさそうだ。
『クラウド アトラス』
2013年春、全国ロードショー
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