ウニー・ルコント監督 (C)2015 - GLORIA FILMS - PICTANOVO
『冬の小鳥』のウニー・ルコント監督の6年ぶりの新作『めぐりあう日』が今月末から公開になる前に、監督のコメント動画が公開になった。監督が、本作の原題“あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている”について語っている。
公開された特別映像
本作の主人公は、産みの親を知らずに育ち、自身の出生の秘密を求めて、息子と港町ダンケルクにやってきた理学療法士の女性エリザ。彼女は息子の通う学校で働く中年女性アネットに出会ったことをきっかけに、これまでの人生や、母に対する想いを見つめなおしていく。
本作の原題“あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている”は、アンドレ・ブルトンの著書『狂気の愛』の一節からとられた。映像ではルコント監督がこの言葉を知ったきっかけや、映画に起用したいきさつ、この言葉に対する想いが語られている。
ちなみに、この言葉は映画のテーマをそのままあらわすものではないが、劇中のあるシーンでも使用されており、監督が本作を創造していく上で、原題が大きな役割を果たしたことは間違いなさそうだ。
『めぐりあう日』
7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー
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