2022年9月14日 17:00
加藤和樹と戸田恵子が語る舞台『裸足で散歩』、まもなく開幕へ
カメラマン:源賀津己
舞台『裸足で散歩』が2022年9月17日(土)から東京・自由劇場で開幕する。
舞台は、2月のニューヨーク。真面目な新米弁護士のポールと、明るく自由奔放な若妻のコリーは新婚旅行を満喫し、新居のアパートへと帰る。しかしそのアパートに住む住人は少し風変わり。なかなか馴染めないポールとコリーの間で心のすれ違いが生じてーー。本作は、喜劇作家ニール・サイモンによるラブコメディで、1963年にブロードウェイで初演。67年には映画も公開されている。
今回、ポールを演じるのは加藤和樹。
コメディ作品に挑戦する意気込みを聞くと「稽古に入る前までは“コメディ作品”という印象を強く持っていたのですが、実際に自分が立ってお芝居をしてみると、その意識が薄れていきますね。もちろん笑いどころはあるのですが、笑いを取りにいこうとは思っていなくて。ポールとしてどういられるか。コリーをはじめ、人物に対してどう接していくか。心情を作っていけばいくほど、彼の真面目さがすごく際立って、結果面白くなるんだと思います」と真面目に答えた。
コリーの母であるバンクス夫人を演じるのは、戸田恵子。実は戸田は約40年前にコリー役を演じた経験があるのだが「大変だったという印象はあるものの、残念ながら初演の経験が活きていることも、邪魔になっていることもないですね。