2022年9月14日 17:00
加藤和樹と戸田恵子が語る舞台『裸足で散歩』、まもなく開幕へ
全く真っ新な状態で臨んでいます」と笑う。今回のバンクス夫人役については「私自身、保守的な性格の役をキャスティングされることは稀。ありがたいなと思っています。どうしたら楽しい母になれるか、試行錯誤しています」。
加藤と戸田は、今回が初共演となる。コロナ禍でなかなか雑談をする機会が少ない稽古場ではあるが、それぞれの印象や稽古場での様子を尋ねると、加藤は「昔からテレビで見ていたので、ミーハーながら『本物だ』と思いました。声が大好きなので、戸田さんの声を聞いているだけでも幸せ」と話す。一方の戸田は「堅実で真面目で、ポールにぴったり。
稽古場では、これから一本ミュージカルが始まるのかなというぐらいのウォーミングアップと発声をしていたり、自分の机を拭いてから帰ったり。私の周りにはなかなかタイプの男性」とよく観察していた。
観客へのメッセージとして、加藤は「コリーとポールが訪れた試練にどう立ち向かっていくか、お互いがどう寄り添うか。その一歩を踏み出せば全然なんてことない喧嘩ですが、でもその一歩が難しい。大切な人に一歩歩み寄ることの大切さに気づかされる作品。何も考えずに見ていただきたいと思います」。戸田は「まだ稽古途中ではありますが、それぞれがベストなキャラクターでいけるのではと思っています。