くらし情報『人口が減っているのになぜ住宅がつくり続けられるのか?』

2018年11月4日 21:30

人口が減っているのになぜ住宅がつくり続けられるのか?

が増えていきますので、そのエリアに以前から居住している人たちが住み替えるための住宅も常に確保されなければならないのです。
2.住宅供給を抑制する法律がないから
現在、日本では住宅供給を直接的に抑制する法律はありません。

欧米では「都市計画」で住宅供給数を行政がコントロールしている国や州、市などがありますが、住宅供給を規制していない日本では、住宅を「つくりたければつくれる」ので、民間が住宅供給を主導している以上、住宅を「つくれる場所があればつくる」という状況です。
新築戸建て住宅と住宅街

ABC / PIXTA(ピクスタ)

この、「住宅供給のコントロール」をできないことが、日本の中古住宅市場が活性化しない理由だともいわれています。

ただ、住宅の「総量規制」ともいうべき住宅供給の規制には賛否両論があります。

■ それでも人口は減り続ける

日本の大都市では東京以外でも人口が増え続けていますが、東京都と同様に人口が増えている大都市も、その人口増加は移動(移住)によるものなので、出生率が低く自然増加(出生と死亡の差)が見込めない日本では将来、大都市でも「必ず」人口は減り始めます。

つまり、このまま住宅をつくり続けると、将来的に必ず住宅の供給過剰状態に陥ることは間違いありません。

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