もう一世一代の大博打ではない!起業がしやすくなった3つの理由
また、テレビや新聞などのメディアもスタートアップに注目しており、サービスの露出の機会も増加傾向にあるといいます。
■起業家は金銭的な困難に直面する
このような企業環境のなか、誰もがうらやむような大企業から転じて企業したり、スタートアップに転職したりする人が増えているということ。
そして著者は、こうもいいます。もしも起業のアイデアがあって、それは何度検証しても有効だと思え、自分がやり遂げたい「志」にも沿っている。そして、一緒に起業してくれそうな仲間もいる。
だとすれば。起業に必要なのは、腹を決めて一歩を踏み出すことだと。
ただし冒頭でも触れたとおり、本書ではやみくもに起業を勧めているわけではありません。
それどころか、「起業すると、ほとんどの起業家は金銭的な困難に直面する」という、多くの人が触れたがらない現実にもしっかりと目を向けています。
単なる机上の空論ではないからこそ、強い説得力が生まれているわけです。
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起業を本気で考えている人にとって、とても意義ある内容。また「要約サイト」の著者であるだけに、読む価値のある多くのビジネス書も紹介しています。
密度の濃い内容であるだけに、ぜひ読んでおきたい一冊だといえるでしょう。