くらし情報『「子宮と卵巣があった最後の夜」手術前夜、自分でも驚くほど緊張せずに爆睡 #子宮頸がんゆる闘病記 20』

2024年2月28日 22:10

「子宮と卵巣があった最後の夜」手術前夜、自分でも驚くほど緊張せずに爆睡 #子宮頸がんゆる闘病記 20

先生が言うには、手術の前日は緊張して眠れない人もいるらしいです。

先生から眠剤(睡眠導入剤)を出そうか?と聞かれましたが、私は自分でも驚くほど緊張しておらず。
「大丈夫です」と伝えました。

「子宮と卵巣取るのに、なんの感傷もなかったのかよ」と今になると自分でも思うのですが、手術前日の私には、本当にあまりそういったものはありませんでした。

がんになったことや、手術で子宮や卵巣を取るということは、私には変えることのできない物事でした。

自分に変えられないことで、ジタバタしたってしょうがない。
だったら、落ち着いて、どーんと構えていたい。
自分にそう言い聞かせたていたのだと思います。


だって、どうしようもないことは、心配してもどうしようもないし。
心配してもどうしようもないから、心配しないことにしよう。よし!
……という流れでへらへらしていたら、周りから「無理してない?」とかえって心配されました。

そりゃ、してるよ。無理なんか。
無理して何も感じないようにしていたから、感傷も感じないわけで。

それでも、「まぁ、仕方ないしな!」とつぶやくと、不思議と受け入れられるというか、自然と足元が固まり、背筋がスッと伸びて、呼吸がラクになる気もするのでした。

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