2024年4月29日 04:10
「私の勲章!」おなかの手術痕をポジティブに考えられる理由とは #子宮頸がんゆる闘病記 30
「手術の傷痕は、私を生かしてくれた勲章!」
そう教えてくれたSは、しんどいことも、嫌なことも、鼻で笑い飛ばして自力でキラキラに変えてしまう、最高に魅力的な友人でした。
彼女にそんなふうに言われた後は、脇腹のケロイド状の傷が本当に特別なものに見えて、「なんてかっこいい傷痕なんだ!」と思ったことを覚えています。
それに、彼女が大切な宝物を見せようと決めた仲間の1 人に、私を加えてくれたことが、ものすごくうれしかった。
その瞬間から、私にとっても彼女の傷痕は、彼女を生かしてくれている宝物になったのでした。
だから、私のおなかにも30cm近い大きな手術痕が残ったけれど、この傷は私にとって、同じくすごくかっこいいものです。この先、医療技術が発達して、手術痕をきれいに消せるようになったとしても、絶対に消さないと思います。
それくらい気に入ってます。だって、みんなが助けてくれて、私も頑張って、そんなことの象徴なので。
あのとき、友人のSがくれたキラキラは、20年近くたった今も、私の中に残っていて、ずっと私を助けてくれています。
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友人Sさんのおかげで、自分の手術痕を勲章だと思えたと、とりだまりさん。