2023年2月25日 21:10
患者の7割が女性だという「微少血管狭心症」ってどんな病気?原因や予防法などを徹底解説!
虚血性心疾患の中に狭心症というものがあり、微小血管狭心症はその中の1種です。
微小血管狭心症は、心臓の病気がまったくない方でも、髪の毛とほぼ同じ細さの冠動脈の働きが悪くなってしまい、心筋が一時的に酸素不足になることで発症する狭心症です」(新田先生)
どのような症状があるのでしょうか?
「まず、胸の痛みが20〜30分と長く続きます。他の狭心症は5〜10分程度の痛みなので、この時点で大きく症状が違います。
胸だけではなく、みぞおちや肩が痛むこともあります。
また、安静にしていても症状が出ることがあるという点も他の狭心症をは違っています。」(新田先生)
なるほど、同じ狭心症でも症状が違うのですね。症状が違うということですが、どのようにして診断するのでしょうか?
「微小血管狭心症は診断がしにくい狭心症です。
造影検査や心電図などさまざまな検査をおこない、あれも違うこれも違うと病気を除外していくことで最後にたどり着くのが微小血管狭心症、ということが多いです。
また、治療的診断といって、治療をしていく中で見つけていくということもあります」(新田先生)
なぜ更年期女性に多いの?
更年期は女性ホルモンが減少する
微小血管狭心症の患者は7割が女性だといわれています。