2023年2月25日 21:10
患者の7割が女性だという「微少血管狭心症」ってどんな病気?原因や予防法などを徹底解説!
「好発年齢は、40代後半から50代前半の女性で、60代半ばでも発症する方はいます。
男女比は1:5と女性が多く、特に閉経後の女性に多い疾患です。
エストロゲンの働きが低下することで、Rhoキナーゼ(ローキナーゼ)という酵素の活性が高まることも原因だとされています。
このRhoキナーゼ(ローキナーゼ)は、体内の細胞の収縮や増殖などの整理機能に関する酵素です。
これが増えると、コレステロールが増えてしまい、結果として心臓病につながってしまうということもあります」(新田先生)
では、女性ホルモンを補充すればリスクを軽減したりできるのでしょうか?
「良くなることもあるとは思いますが、微小血管狭心症のためにホルモン補充療法をおこなうのは一般的ではありません。
他に悩んでいる病気や症状があり、医師とよく相談した上でホルモン補充療法をおこなうのであれば治療を受けてみるのも良いかもしれません」(新田先生)
治療法はどんなもの?
ニトログリセリンという薬
「微小血管狭心症は、その名の通り微小な血管なので、命に関わるような病気ではないとされています。
ただし、胸の痛みなどで生活の質は下がってしまうでしょうね。